ベッドにぐったりと横たわり、オーガズムの余韻に震える久美子を見下ろしながら、吉博が言う。
「じゃあ、今度はあれやろうか。二本のやつ」
「そうだね。じゃ、久美子ちゃん、俺の上に乗って」
伸司はそう言いながら久美子を抱き起こした。自分は仰向けに寝ると、久美子を上にまたがらせ、騎乗位で挿入した。
「俺のを咥えて」
膝立ちした孝一は久美子の上体を前に倒させて、勃起を咥え込ませた。
「はむ」
久美子は孝一の勃起を咥えるやいなや、亀頭をねぶり始めた。
「おおぉ……」
孝一は、濡れた舌の蠢く感触に、思わず声を漏らした。
「もう一本入るよ」
吉博が、既に伸司の入っている久美子の蜜壷の入り口に、後ろから指をかけ、広げながら勃起の先をねじ込もうとした。いわゆる二本挿しだ。
「あ、そんな、壊れちゃうよ……」
久美子は孝一の勃起から口を離して不安を訴えた。
「大丈夫だよ、安心して。女の人の中は意外と頑丈だから」
伸司はそう声をかけ、久美子の肩を抱きながら彼女の髪を撫でた。
「力を抜いて」
吉博はそう言いながら、既に先客のいる女の狭い空間に、勃起を押し込んでいった。
膣道が、二本目の勃起によって、内側から想定以上に押し広げられていく。その痛烈な感覚に、久美子は長い吐息を漏らす。
「あっ、あっ、……ああ、アハアアァァァァ……」
そして、蜜壷はついに、二本の勃起を呑み込んでしまった。久美子の腹全体に圧迫感が拡がる。
こんなことをされて本当に大丈夫なのか、膣は裂けないのか、と久美子は強い不安にとらわれた。それを察したのか、孝一が言う。
「女の人は赤ちゃん産めるぐらいだから、オ●ンチン二本ぐらい、全然平気だよ」
その言葉には説得力があった。久美子の気持ちが和らいだ。伸司が、彼女の表情から、それを読み取って言う。
「いいかな? ……じゃ、いくよ」
久美子は再び孝一を咥え、うなずく。
動きが始まった。
「!! ……ふあっ、あっ、あああっ」
それは快感という名の衝撃だった。
二本の肉のくさびが、それぞれ別々の向きとストロークで、ゴニュンッ、ゴニュンッと往復し、暴れまわった。
一方の勃起が、柔壁を押し開きながら奥まで侵入すると同時に、もう一方は雁首で肉襞を引っかきながら後退し、そしてすぐさま反転するや、相棒とすれ違いつつ突進し、子宮を突き上げた。
膣壁の別々の部分が、内部から交互にこすられ、抉られ、押し上げられた。
「あああっ、すごいっ、あああっ、ああああっ!! あおおおっ!!」
久美子はケモノのように雄叫びを上げた。
二本の勃起が同じタイミングで抉り込まれたときは、あたかも内臓全体を下から強く圧迫されているようだった。
「ぐはあぁっ、あはあぁっ、あぐうぅっ」
あまりの充溢感が、そして重苦しいほどの圧迫感が、快感とごちゃ混ぜになって喉元にまでせり上がる。久美子は下に敷いたバスタオルを力いっぱい掴み、首を反り返らせて耐えた。
吉博は片手で久美子の乳房を揉み絞りながら、反対の手の親指を彼女の肛門にねじ込み、中をまさぐった。
伸司と孝一は久美子の腕を持って開かせ、例の羽根を手にとって、腋の下や乳首に這わせた。
久美子の体のあちこちに、快感が襲ってくる。蜜壷への攻めと相まって、全身が性器と化したようだった。
その間にも、蜜壷の中の無秩序な躍動によって、強烈な快感が絶えず炸裂し、久美子の体を脳天まで貫き続けた。
「いやあああっ、でっ、出るっ、出ちゃうっ」
プシイッ、プシイッ、と音をたてて潮が吹き出した。
朦朧とし始めた意識をなんとか働かせて、口の中の肉棒を味わおうとした。だが、そんな余裕すらないまま、久美子はたちまち昇りつめた。
「ハアッ、あああっ、だめイクッ、イクッ、イクウッ!! あぁぁっ!! あっあっあっあっ」
久美子の体はオーガズムの痙攣を繰り返した。だが、逞しい二本の肉の凶器はそれを無視するかのように、速いリズムで、うがち込まれる。
落ち着く間もなく、久美子は次の絶頂に向かって押し上げられていった。
あるときは二本同時に、またあるときは交互に、肉のくさびは久美子のぬかるみの奥に突き込まれ、膣襞を抉り、子宮を打ちのめした。
「あぐうっ、すごいっ、あおおっ!! あはあっ!! はんっ、はんっ、あああっ!! だめっ、だめっ、おかしくなっちゃうっ、おかしくああっ!! あああっ!! あおおおっ!!」
久美子の意識は、ほとんど飛んでしまいそうになっていた。まるで、暴れまわる勃起によって魂が体から押し出され、幽体離脱してしまいそうなほどの、激烈な快感だった。
だが二本の剛棒は、そんな現実逃避のようなことは許さないと言わんばかりに荒れ狂う。
まるで暴動のような抜き挿しで抉りまわされ、久美子の歓びは再度、沸点に達する。
「あおおおおっ!! おおおおっ!! ま、またイクッ、イクッ、イグウッ!! あああっ!! あぐうううっ!! あおおおっ!! おおおおっ!! おおおおおっ!!」
立て続けに襲い来るオーガズムの中で、普段は大人しい美人講師はまたもケモノと化した。
全身をビクンビクンと痙攣させ、潮を吹き、腰を何度も前後に振り動かした。口からは止めどなくヨダレが流れ落ち、激悦の咆哮が繰り返し放たれた。
「んはああ、久美子ちゃん、凄い声だね……」
「本当だ、ハア、ハア、まるで人間じゃないみたいだ……」
教え子たちも久美子を勃起でほじりながら、彼女のあまりの激しさに驚嘆していた。
そして、二本挿しを始めてから三回目のオーガズムに達したとき、久美子はついに失神した。
失神から覚めると、直ちに交わりが再開され、三人がかりで嬲られた。
こうして、久美子の羞恥と快楽の宴は、果てしなく続いていった。
久美子の勤める大学の誰一人、彼女がこんな破廉恥な行為に溺れていることなど知らない。ただ、彼女の部屋の書棚に並べられた学術書の背表紙だけが、この美人講師と教え子たちの卑猥な狂宴を静かに見下ろしていた。
完